ロード・エルメロイII世の事件簿 4 「case.魔眼蒐集列車(上)」
あらすじ
魔眼蒐集列車(レール・ツェッペリン)。それは欧州の森をいまなお走り続ける伝説。とある招待状によって巻き込まれたロード・エルメロイII世は、天体科(アニムスフィア)の一族たるオルガマリーたちとともに、魔眼のオークションに参加することとなる。しかし、エルメロイII世にとっての目的はオークションにあらず。彼にとって欠くべからざる――奪われた誇りを取り戻すことだった。魔眼を欲する者と、魔眼を疎む者。秘中の秘たる『虹』の位階の魔眼とは。幾多の瞳の見つめる中、第三の事件が幕を開く。
型月作品をずっと追いかけているファンにとってはめちゃくちゃ嬉しい要素が満載でした。
オルガマリーに聖杯戦争に魔眼に死徒。
直視の魔眼も名称だけでています。
※微ネタバレあり
今回のミステリー要素は列車内での首なし死体。
主要登場人物
ロード・エルメロイⅡ世
愛され講師。
お話の探偵役にして魔術の解体者。
大切なモノ(聖遺物)を取り戻すために魔眼蒐集列車に乗り込む。
グレイ
師匠絶対守るレディ。内弟子。
墓守の一族の出身。
訳ありアルトリア顔。
カウレス・フォルヴェッジ
現代魔術科の生徒。
東出祐一郎の Fateシリーズ派生作品『Fate/Apocrypha』からの登場。
ユグドミレニアの一族は存在せず、聖杯大戦も行われない世界。
姉であるフィオレは魔術刻印を移植されるまえに出奔しており、現在彼が後継者のよう。
イヴェット・L・レーマン
現代魔術科の生徒。
中立派(メルアステア派)からのスパイ。
魔眼で有名な一族の出身。
化野菱理
『剥離城アドラ』にて登場した法政科の魔術師。
着物をまとった妖艶でミステリアスな美女。
オルガマリー・アースミレイト・アニムスフィア
時計塔。天体科君主(ロード)の娘。
『Fate/GrandOrder』から登場。
事件簿世界にはカルデアは存在していない様子。
父親も存命。
トリシャ・フェローズ
オルガマリーの従者であり家庭教師。
魔眼持ち。
カラボー・フランプトン
魔眼蒐集列車の乗客。
教会関係者でありおそらく執行者。
魔眼持ち。
ジャンマリオ・スピネッラ
魔眼蒐集列車の乗客。
表の顔はテレビに出演しているいわゆる芸能人。
レアンドラ
魔眼オークショナー
ロダン
魔眼蒐集列車の車掌
星を導くことはできても星に絶対になれない存在
弟子の祝は嬉しいくも劣等感を煽るもの。
ロード・エルメロイIIにはウェイバー・ベルベットには己が求める才能がなかった。
超越者としての魔術の才能もなく、かの王の軍勢に加わるほどの差異もなく。
ただ、彼には教え導く才があった。
秀才であったがゆえ、自らが這い上がるために学んだ事柄すべてが地を這いつくばって身につけたことは彼自信ではなく他者を導く力となった。
彼は天才にはなれない。
天井に輝く星にはなれない。
ただ、彼は石を磨き上げ、それを星として天に導くことができる。
望んだ夢と、自分が得意とすることは必ずしも一致しない。
ウェイバーくん典型的なそれ。
グレイたん健気かわいい
関係性の変化というかグレイからエルメロイ二世に対する感情が、どんどん明確になっていきますね。
愛されたいのではなく、愛したい。
支えたい護りたい。あなたの願いを叶えたい。
奪いたいのではなく与えたいのでもなくそばに居て支えたい。
愛じゃん。もう愛じゃん。
守られるのは常にⅡ世、この話のヒロインは彼です。
グレイの気持ちにロード・エルメロイIIは果たして気づいていいるのでしょうか。
自分のことと問題児たちの対処ででいっぱいいっぱいでいっぱいいで、気づいていない気がします。
それからウェイバーくん君友達いたの?!
FGOからオルガマリー・アニムスフィアが登場
オルガマリーが聖杯戦争に詳しいのは父親が参戦しようと考えていた、からなんでしょう。
この時間軸の聖杯は泥(アンリマユ)に汚染されてるのを察して、参加を見送った…と。
だから、この世界にはソロモンは召喚されていないし、カルデアももちろんない?
型月世界って過程は違えど結果は似たものになるっていうのが多いので違う経緯でカルデアが設立されている可能性もありますけれども。
カウレスくんもApocryphaでも最終的にエルメロイ教室に入っていました。
こちらでは状況も違うのに結局、カウレスくんが後継者になって教室に入ってますし。
剪定事象やらなんやらも踏まえると結局似たような結果になるってことになると思うのですが。
魔眼といえば、作中にでてきた「極東に現れた直死の魔眼」とは両儀式のことなのか遠野志貴のことなのか。
イゼルマに蒼崎橙子さんが登場したので両儀式のことを指しているのかなーと。
Fate世界と月姫世界は根本が違っていると聞いたことがあるので。
お前らはオルガマリーをこれ以上どうしたいの
事件は停車した車内で起こります。
被害者はオルガマリーの従者。
繰り返しますオルガマリーの従者です。
しかも、首無し死体。
被害者はオルガマリーの家庭教師。
そんなにオルガマリーをいじめて楽しいのか!?(血涙)
FGO冒頭の彼女といい。
なんでこういう役回りなのでしょうか。
こちらのマリスビリーもなんというか父親としてあまりよろしくないみたいですし。
聖遺物盗難の犯人の関係者として
まさかのサーヴァントの登場。
さすがにこれは予想してませんでした。
彼のイスカンダル王の第一腹心。
彼女もまた魔眼持ち。
間一髪のところで逃れることができましたが、Ⅱ世は大怪我を負ってしまいます。
聖遺物の盗難事件
魔眼蒐集列車
召喚されたサーヴァント
車内で起こった首なし殺人事件
これからはどう絡んでくるのでしょうか。
さまざまなことが立て続けに起こって混乱しています。
しかも最後の最後に、列車の進路が何者かに変更され、死徒が生み出したというアインナッシュの森へ突入。
ウェイバーくんなんで変な人にしか好かれないの。ほんとグレイちゃんを大事にしてあげて。
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